昭和37年、細江町の旧医師会館内に、西日本で最初の臨床検査センターが設立されました。

会員からの依頼による検査物の検査以外に、外来による胃透視、胃カメラ、心電図等を行っていましたが、予想を上まわる実績をあげ、さらに入院による精密検査の必要が強く望まれ、昭和42年12月に現在の大学町に移転し、内科を主とする検査病院(許可病床50床)として、他の地に先がけて開設されました。

開設にあたっては、山口大学医学部の全面的なバックアップを得、現在も指導、協力を受けています。その後、増改築並びに医療機器の整備を行い、昭和58年には64床に増床され今日に至っています。

検査部門においては、昭和51年より自動分析装置や多項目自動血球計数装置を導入。昭和53年には、それらとコンピュータとのオンライン化、精度管理の向上をはかるとともに、報告書にコンピュータによる予測診断を自動的に打ち出すなどの試みも実施して参りました。また豊浦郡への広域集配を開始致しております。

このような多彩な地域医療の展開と、優秀な検査部門の業績が認められ、昭和53年には、日本医師会最高優功賞を授与されています。

検診部門については、昭和60年胃検診車が下関市より貸与され、胃検診に成果が上がるようになりました。検診事業の必要性から、昭和61年には検診室の新設と管理棟の改造を行い、翌62年検診部門の増築、CTスキャナー(全身用)の導入とコンピュータの更新を行い、病院の近代化、検診の能率化、検査の入力、報告の迅速化がはかられるようになりました。

医師会病院は、市民にとっては、開業主治医と連動した開放型病院として、また地域医療としては、住民保健、学校保健、産業保健の各種検診並びに健康教育等を通じて、地域住民の疾病早期発見、早期治療、疾病予防、健康増進の拠点となっております。